みなさんこんにちは。全国対応のレオン矯正会で理事長をしております、歯科医の瀬川憂樹です。
「前歯が前に出ているのが気になる」「マウスピースで出っ歯は治るのかな」「市販のマウスピースでも大丈夫?」——出っ歯(上顎前突)でお悩みの方からは、こうしたご相談をよくいただきます。
結論からお伝えすると、歯の傾きが原因の軽度〜中等度の出っ歯であれば、マウスピース矯正で改善が期待できます。一方で、あごの骨格が大きく関係する出っ歯は、マウスピース単独では難しいこともあります。また、「市販のマウスピース」や「歯ぎしり用・スポーツ用のマウスピース」は、出っ歯を治すものではありません。ここを混同すると後悔につながりかねません。
そこで今回は、「マウスピース矯正で出っ歯は治るのか」を軸に、治せるケース・難しいケースの違い、市販品や他用途マウスピースとの違い、費用・期間・抜歯、子供の出っ歯まで、できるだけ正直に詳しくご紹介します。
歯科医 瀬川 憂樹出っ歯のご相談はとても多いです。同じ「出っ歯」でも原因はさまざまで、治し方も変わります。まずは正しい知識を持っていただくことが、後悔しない矯正の第一歩です。
はじめにお読みください(自由診療・費用とリスク)
● 費用について
- ※マウスピース矯正は保険適用外の自由診療です。
- ※目安の治療費用:33万円〜66万円(軽度〜中度)。あくまで目安であり、症例により異なります。
● マウスピース矯正の主なリスク・副作用
- ※虫歯・歯周病・ブラックトライアングル・歯根吸収・歯肉退縮の可能性
- ※効果を得るには1日20時間以上のマウスピース装着が必須
- ※マウスピースにより痛みを感じる可能性/治療中に一時的にかみ合わせの不具合をきたす可能性
- ※矯正後はリテーナー(保定装置)の着用を推奨

マウスピース矯正で出っ歯は治る?まずは結論から
もっとも気になる「治るかどうか」から整理します。出っ歯がマウスピース矯正で改善できるかは、出っ歯の原因が「歯」にあるか「骨格」にあるかで大きく変わります。
- 治療が期待できる──歯の傾きが原因の、軽度〜中等度の出っ歯。
- 難しいことがある──あごの骨格が大きく関係する出っ歯や、重度のケース。
つまり「出っ歯だから治る・治らない」と一概には言えず、原因の見極めが何より重要だということです。次の章で、この2つのタイプを詳しく見ていきましょう。
そもそも「出っ歯」とは?2つのタイプと原因
出っ歯は、専門的には「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」と呼ばれ、上の前歯や上あごが前に突き出ている状態を指します。大きく2つのタイプに分けられます。

歯性(しせい)の出っ歯
歯の傾きが原因で前歯が前に出ているタイプです。指しゃぶりや舌で前歯を押す癖、口呼吸などの習慣が関係していることがあります。骨格に問題がなければ、マウスピース矯正で対応しやすいタイプです。
骨格性(こっかくせい)の出っ歯
上あごが前方に大きい、あるいは下あごが小さいなど、あごの骨格そのものが関係しているタイプです。遺伝や成長が関係することが多く、程度が大きい場合はマウスピース単独では難しく、ワイヤー矯正の併用や外科的な検討が必要になることがあります。
出っ歯を放置するとどうなる?
出っ歯は見た目の印象だけでなく、口が閉じにくく口呼吸になりやすい、前歯で食べ物を噛み切りにくい、転倒時に前歯をぶつけやすい、といった面もあります。口呼吸が続くと口の中が乾燥し、虫歯や歯周病のリスクが高まることもあります。気になる場合は、早めに歯科医院で相談しておくと安心です。
歯科医 瀬川 憂樹「自分の出っ歯は歯が原因?骨格が原因?」というのは、見た目だけでは判断が難しいことが多いです。レントゲンなどの精密検査ではじめて正確にわかります。
マウスピース矯正で治せる出っ歯・難しい出っ歯
もう少し具体的に、マウスピース矯正で対応しやすいケースと、難しいケースを整理しておきましょう。

マウスピース矯正で対応しやすいケース
- 歯性の軽度な出っ歯──歯の傾きが主な原因で、骨格に大きな問題がない。
- 前歯の突出が軽め──前方への出っ張りが大きすぎない。
- 歯の重なりが少ない──並べるスペースが比較的確保しやすい。
マウスピース単独では難しいことがあるケース
- 骨格性の出っ歯──上あごが大きい・下あごが小さいなど骨格が関係する。
- 重度の突出──大きく後ろに下げる必要があり、抜歯やワイヤー併用を検討する。
- かみ合わせのずれが大きい──奥歯を含めた全体の調整が必要になる。
難しいケースでも、ワイヤー矯正の併用や治療計画の工夫で対応できることがあります。「マウスピースは無理」と決めつけず、まずは診断を受けてみることをおすすめします。
【重要】市販・歯ぎしり用・スポーツ用マウスピースとの違い
「マウスピース」と一口に言っても、目的の異なる複数の種類があります。ここを混同すると、「市販のもので治そうとして失敗した」「スポーツ用で出っ歯になるのでは」といった誤解や後悔につながります。違いを整理しておきましょう。

市販の矯正用マウスピースはおすすめできません
インターネットなどで販売されている市販の矯正用マウスピースは、歯科医師の診断や調整なしに使うものです。歯並びの状態に合っていないものを使うと、かみ合わせの悪化や歯ぐきのトラブルなど、思わぬリスクを招くことがあります。出っ歯の治療は、精密検査にもとづいて歯科医院で行うことをおすすめします。
歯ぎしり用(ナイトガード)は「治す」ものではない
歯ぎしり・食いしばり対策のナイトガードは、就寝中に歯を守るための装置で、歯を動かして並びを治すものではありません。出っ歯を治す効果はありません。なお、「歯ぎしり用マウスピースで出っ歯になるのでは」と心配される方もいますが、歯科医院で自分に合ったものを作れば、出っ歯になる心配はほとんどありません。市販の合わない製品を長く使うと、かみ合わせに影響する可能性があるため注意しましょう。
スポーツ用・楽器演奏用は歯を守るための装置
ボクシングや格闘技などのスポーツ用マウスガードは、衝撃から歯やあごを守るための装置です。トランペットなど楽器演奏用のマウスピースは、そもそも歯科の装置ではありません。いずれも出っ歯を治す効果はなく、適切に使う分には出っ歯の原因になるものでもありません。歯並びを動かしたい場合は、矯正用の装置で治療を行う必要があります。
歯科医 瀬川 憂樹「市販のマウスピースで安く済ませたい」というお気持ちはよくわかります。ですが、歯は一度トラブルが起きると元に戻すのが大変です。遠回りに見えても、診断を受けてから始めるのがいちばんの近道です。
出っ歯のマウスピース矯正、治療の選択肢(抜歯・IPR・ワイヤー併用)
出っ歯を治すには、前歯を後ろに下げるスペースをどう作るかがポイントになります。主な方法は次のとおりです。
- IPR──歯の側面を0.1mm単位でごくわずかに削り、スペースを作る方法。抜歯を避けられることがあります。
- 抜歯──大きく前歯を下げる必要がある場合、歯を抜いてスペースを確保することがあります。
- 奥歯を後ろに動かす──奥歯を後方に動かして、前歯を下げるスペースを作る方法もあります。
- ワイヤー併用──難しい動きが必要な部分だけワイヤーを併用し、対応の幅を広げることがあります。
どの方法が適しているかは、出っ歯の原因や程度によって変わります。抜歯が必要かどうかも含め、精密検査のうえで判断します。
出っ歯のマウスピース矯正の費用・期間の目安
費用と期間は、出っ歯の程度や、部分矯正か全体矯正かによって変わります。レオン矯正会の料金プランを目安としてご紹介します。
| プラン | 対象の目安 | 費用(税込) | 期間の目安 |
|---|---|---|---|
| 部分矯正ライト | 前歯の軽い出っ歯 | 33万円 | 6ヶ月〜1年 |
| 部分矯正ミドル | 前歯の出っ歯・ガタつき | 66万円 | 1年〜1年半 |
| 全体矯正フル | かみ合わせを含む全体 | 88万円 | 1年半〜3年 |
※あくまで目安の金額・期間であり、症例によって異なります。
※歯を抜く場合などは別途費用がかかることがあります。
※費用にご不安がある方には、月々最安2,750円からの分割払いや、通常金額から最大20万円OFFのモニター制度もご案内しています。
※デンタルローンを利用して矯正治療費用ライトプラン33万円(税込)を120分割した場合、月々2,750円(手数料抜き)。
※モニターは通常金額から最大20万円OFF。契約プランによって割引金額は異なり、2回目カウンセリングまでのご契約に限ります。
子供・小学生の出っ歯について
お子さまの出っ歯は、大人とは考え方が異なります。成長期のお子さまは、あごの成長する力を利用して歯並びやかみ合わせを整えやすいという特徴があります。指しゃぶりや口呼吸などの癖が出っ歯につながっていることもあり、早めに対応することで、抜歯を避けやすくなる場合もあります。
乳歯と永久歯が混在する時期は、無理に動かすよりも、あごの発育に合わせて進めることが大切です。お子さまの出っ歯が気になる場合は、開始時期の見極めも含めて、早めに一度ご相談いただくと安心です。
【実例】出っ歯のマウスピース矯正の症例
実際に、出っ歯(上顎前突)をマウスピース矯正で治療した患者さまの症例をご紹介します。
10代・部分矯正で前歯の出っ歯を改善したケース


治療内容:マウスピース矯正(インビザライン)/年齢・性別:10代・女性/費用:330,000円(税込)部分矯正/治療期間:1年
※自由診療です。※効果には個人差があります。
※マウスピース矯正の主なリスク:虫歯・歯肉炎・歯周病・ブラックトライアングル・歯根吸収・歯肉退縮・1日20時間以上のマウスピース装着が必須・マウスピースにより痛みを感じる可能性・治療中に一時的に咬み合わせに不具合をきたす可能性・治療終了後は保定が必須。
20代・全体矯正で出っ歯と歯の重なりを整えたケース


治療内容:マウスピース矯正(インビザライン)/年齢・性別:20代・女性/費用:880,000円(税込)全体矯正/治療期間:5年半
※自由診療です。※効果には個人差があります。
※マウスピース矯正の主なリスク:虫歯・歯肉炎・歯周病・ブラックトライアングル・歯根吸収・歯肉退縮・1日20時間以上のマウスピース装着が必須・マウスピースにより痛みを感じる可能性・治療中に一時的に咬み合わせに不具合をきたす可能性・治療終了後は保定が必須。
歯科医 瀬川 憂樹同じ出っ歯でも、前歯中心の軽度なケースは部分矯正で、かみ合わせの乱れを伴うケースは全体矯正で、と治療範囲が変わります。だからこそ、最初の診断が大切なのです。
後悔しないためのクリニック・医師選び
出っ歯の治療は、原因の見極めと治療設計に経験が求められます。後悔しないために、次の点を確認しましょう。
- 精密検査・3Dシミュレーション──レントゲンやスキャンで原因を見極め、仕上がりを事前に確認できるか。
- 医師の実績──矯正の症例数や経験が豊富か。レオンデンタルオフィスの院長は、レッドダイヤモンドプロバイダー(年間症例1,000件以上)として多くの症例を担当しています。
- 保定・保証体制──治療後の後戻りに備えたサポートや保証があるか。レオン矯正会では「①最安値保証」「②後戻り永久保証」「③全額返金保証」をご用意しています。
※後戻り永久保証:申込書に記載の役務提供期間終了後にスタートする後戻り保証制度。半年に1回、レオン矯正提携医院にて定期健診を継続して受診されている場合に限り、再矯正用マウスピースを無償で提供いたします。契約プランによって永久保証制度の有無は異なります。
※最安値保証・全額返金保証の適用には所定の条件があります。詳しくはカウンセリングでご確認ください。
レオン矯正会は全国どこでも受診可能です
レオン矯正会は、北は北海道から南は沖縄まで、全国80か所を超える提携医院でマウスピース矯正をご提供しています。お引っ越しや転勤で通う医院が変わっても、提携医院で治療を続けていただけるので、長く付き合う矯正治療でも安心です。

主要医院のご紹介(北から南へ)
レオン札幌本院(北海道)

レオングループの本院です。落ち着いた雰囲気のカウンセリングルームで、じっくりとご相談いただけます。
レオン仙台院(宮城)

東北エリアの拠点医院です。アクセスしやすく、ゆったりとした待合スペースをご用意しています。
レオン新宿院(東京)

都内主要エリアの医院です。お仕事帰りにも通いやすい立地で、丁寧なカウンセリングを行っています。
レオン大阪梅田院(大阪)

関西エリアの拠点医院です。明るく開放的な院内で、リラックスして治療に臨んでいただけます。
レオン京都院(京都)

清潔感のある診療室で、一人ひとりに合わせた矯正治療をご提供しています。
レオン福岡天神院(福岡)

九州エリアの拠点医院です。福岡・天神からアクセスしやすい立地でご対応しています。
レオン那覇院(沖縄)

沖縄エリアの医院です。南国の地でも、全国共通の品質で矯正治療を受けていただけます。
歯科医 瀬川 憂樹お引っ越しや転勤の予定がある方も、全国の提携医院で治療を継続していただけます。安心して矯正を始めていただければと思います。
よくある質問
Q. マウスピース矯正で出っ歯は治りますか?
A. 歯の傾きが原因の軽度〜中等度の出っ歯であれば、改善が期待できます。あごの骨格が大きく関係する出っ歯は、ワイヤー矯正の併用や外科的な検討、精密な診断が必要になることがあります。まずは検査で原因を見極めることが大切です。
Q. 市販のマウスピースで出っ歯を治せますか?
A. 市販の矯正用マウスピースは歯科医師の診断なしに使うため、かみ合わせの悪化や歯ぐきのトラブルなど思わぬリスクがあり、おすすめできません。歯科医院での治療をおすすめします。
Q. 歯ぎしり用やスポーツ用のマウスピースで出っ歯になりますか?
A. これらは歯を守るための装置で、歯を動かす矯正用とは別のものです。歯科医院で自分に合ったものを作れば、出っ歯になる心配はほとんどありません。市販の合わない製品を使い続けると、かみ合わせに影響する可能性があります。
Q. 出っ歯のマウスピース矯正は抜歯が必要ですか?
A. 前歯を大きく下げるスペースが必要な場合は抜歯を行うことがあります。一方、IPRや奥歯を後ろに動かす処置で抜歯を避けられるケースもあります。精密検査で判断します。
Q. 出っ歯のマウスピース矯正の費用・期間はどのくらいですか?
A. 当院では部分矯正ライト33万円(税込)、部分矯正ミドル66万円(税込)、全体矯正フル88万円(税込)が目安です。期間は軽度で6ヶ月〜1年半、全体矯正で1年半〜3年程度が目安です。いずれもあくまで目安で、症例により異なります。
Q. 子供の出っ歯もマウスピースで治せますか?
A. お子さまの場合は、あごの成長を利用した矯正が向いていることがあります。開始時期によって最適な方法が変わるため、早めにご相談いただくと安心です。
Q. 重度の出っ歯でもマウスピース矯正はできますか?
A. 重度や骨格が大きく関係するケースでは、マウスピース単独では難しく、ワイヤー矯正の併用や外科的な検討が必要なことがあります。診断のうえで合った方法をご提案します。
Q. 出っ歯のマウスピース矯正の後戻りが心配です。
A. 矯正後はリテーナーの使用が不十分だと後戻りすることがあります。保定を続けることが大切です。当院では定期健診の継続を条件に再矯正用マウスピースを無償提供する後戻り永久保証もご用意しています(プランによる)。
監修者紹介

瀬川 憂樹(Dr. Yuki Segawa)
医療法人社団 真凛会 理事長。2014年北海道大学歯学部歯学科卒業。現在はレッドダイヤモンドプロバイダー(年間症例1,000件以上)として診療にあたり、6年連続ダイヤモンドプロバイダー受賞、2年連続 Provider Award 受賞(Asia Pacific 2022-2023/2024-2025)。日本矯正歯科学会 正会員、日本口腔外科学会・日本口腔インプラント学会所属。
まとめ!出っ歯は「原因の見極め」が治療の出発点
マウスピース矯正で出っ歯が治るかどうかは、その出っ歯が「歯の傾き」によるものか「骨格」によるものかで変わります。歯性の軽度〜中等度であれば改善が期待でき、骨格性や重度のケースではワイヤー併用や外科的な検討が必要になることもあります。また、市販のマウスピースや歯ぎしり用・スポーツ用のマウスピースは、出っ歯を治すものではありません。
大切なのは、自己判断せず、まず精密検査で出っ歯の原因を見極めることです。レオンデンタルオフィスでは、診断から仕上がりのご説明まで無料でご案内しています。出っ歯でお悩みの方は、レオンデンタルオフィスまでお気軽にご相談ください。
その出っ歯、まずは原因を確かめてみませんか?
「自分の出っ歯はマウスピースで治る?」——その答えは、お口を拝見し、検査で原因を見極めてこそ分かります。レオンデンタルオフィスでは、ご相談から治療計画のご説明まで無料でご案内しています。
- 相談無料──初診カウンセリング・精密検査のご相談は無料です
- 原因を見極め──精密検査と3Dシミュレーションで治療方針をご提案
- 安心の保証──最安値保証・後戻り永久保証・全額返金保証をご用意


